ペントハウスは矛盾がある?理解できなかったシーンやモザイク部分・疑問をネタバレありでお届け!
2020年から2021年にかけ、シーズン3まで放送された韓国の大人気ドラマといえば…『ペントハウス』!
シーズン1はSBSの月火ドラマであったのにも関わらず人気に火が付き、最高視聴率は30%を記録するという偉業を成し遂げました。
そして、2020年と2021年の年末のSBS演技大賞において賞を総なめにしたのは言うまでもありません。
セレブたちが住む超高層マンション「ヘラパレス」を舞台に、住民たちと不動産仲介業を営むユニ・ロナ親子が様々な事件に巻き込まれていくストーリーです。
シーズン3まで制作されたこともあって全体のストーリーが長くなってしまっているのと、話が進むにつれて登場人物が増えてくる『ペントハウス』。
理解できなかったシーンや、話のつじつまが合わなくてストーリーが矛盾している感じている人が結構いるようです。
またかなりのモザイク処理がなされており、特に韓国国外の視聴者はモザイクについて疑問を感じているんだとか。
ということで、今回は『ペントハウス』は矛盾がある?理解ができなかったシーンやモザイク部分・疑問についてネタバレありでご紹介というテーマでお届けします。
ネタバレありなのでこれから視聴予定の方はご注意してくださいね!
話が難しかったから解説してくれるなんてありがたい…!
Contents
ペントハウスの理解できなかったシーンを解説!
マンションの最上階にあり、一番豪華な住居である「ペントハウス」。
ヘラパレスのペントハウスに住むのはマンションのオーナーであるチュ・ダンテとその家族です。
ある日ダンテの妻であるソリョンはマンションのエレベーターの窓から一人の少女が落ちていくのを目撃してしまいました。
また、その2か月前には不動産仲介業を営んでいるオ・ユニが声楽家を目指している娘ロナを通して因縁のライバルであるソジンと再会することに。
このソジンもヘラパレスの住民で、声楽の講師をしています。
高校生時代、ユニとソジンは共に声楽家を目指していましたが、ソジンによって声帯を傷つけられたユニは声楽家の夢を断念せざるをえませんでした。
ソジンと再会したユニは、ソジンへの復讐として娘ロナを声楽家として育て上げることに。
そしてここからオ・ユニ親子やダンテ・ソリョン家族、ソジンの家族などのヘラパレスの住民たちを巻き込んで様々な事件が次々と起るのです…!
『ペントハウス』はストーリーを通して「人間の欲望には終わりがない」ということを訴えたサスペンスドラマで、最初から最後まで飽きることなくハラハラしながら見れますよ♪
『ペントハウス』のあらすじを紹介したので、ここからは多くの視聴者のみなさんが理解できなかったシーンについて解説していくよ!
ミンソラを殺したのはオユニに間違いないのか
まず視聴者のみなさんが「矛盾している」「理解できなかった」シーンとして数多くあがっているのがミンソラを殺した真犯人は結局誰なのかという部分です。
というのも、オ・ユニがミン・ソラを突き落としたシーンがあるので、犯人はオ・ユニかと思いきや…。
シリーズ1の13話でチュ・ダンテが今まで殺した人たちが流れるシーンがありますよね。
そこでオ・ユニの目に、チュ・ダンテがミン・ソラを落とすシーンが映り込むんです!
これによって「え、オ・ユニが殺したんじゃなかったの⁉」と理解できなくなった人たちが多数いる模様…!
真実はオ・ユニがミン・ソラを殺した犯人で合っています。
ミン・ソラを突き落とした当時、酒に酔っていて意識が朦朧していたオ・ユニは自分がミン・ソラを殺した記憶がなくなっていたんですね。
しかしシリーズ1の16話で記憶を取り戻し、ミン・ソラを殺したと自白して刑務所に収監されます。
オ・ユニで合っていたんだね~!ひとつ謎が解けた!
ナエギョの正体は結局誰⁉
視聴者の理解できなかった部分として最も多かったと言えるのがナエギョの正体について。
それもそのはず、スリョンと見た目が全く一緒で2人ともダンテの妻として登場するのです…!(もちろんスリョンと同じくイ・ジアがナエギョを演じています)
結論から言いますとナエギョの正体はスリョンです!
ダンテに殺されたと思っていたスリョンは実は死んでおらず、ナエギョになりすましてダンテに復讐を試みていました。
ということはシーズン1でスリョンは死んでいなかったということだね!
ナエギョとスリョン、そしてダンテの3人の関係性をここで整理してみましょう。
ダンテとナエギョは元夫婦で、双子のソクフンとソッキョンという子供に恵まれます。
ダンテは本当はスリョンと政略結婚するはずでしたが、スリョンには別の好きな人がいたために振られてしまい、容貌が酷似しているナエギョと結婚したのでした。
しかし、双子を出産した後にナエギョは亡くなってしまいます(本当は亡くなっていません)。
その後スリョンと再婚するのですが、このスリョン、実はスリョンになりすましたナエギョだったのです!
つまりナエギョは、20年近く自分のことをスリョンだとダンテを騙していたのでした。
ということはシーズン1で殺されたスリョンも本当はナエギョだったということになります。
シーズン2で登場したナエギョがスリョンだったということですね。
シーズン1のスリョン=本当はナエギョ
シーズン2のナエギョ=本当はスリョン
ということだね。それにしても20年近く騙し続けられることもすごいな…!
ペントハウスのモザイク部分の謎
『ペントハウス』といえばモザイクについても一部の視聴者の間で話題になりました。
モザイク処理が多すぎて「笑える」「ウケた」という反応の声が多数あがっているほど…。
そもそもなぜこんなにもモザイクが多くなってしまったのでしょうか。
韓国ドラマなのでもちろん韓国の基準、ルールに基づいて制作されており、特に日本をはじめ韓国国外の視聴者の人にとっては不思議ですよね。
ということで、ここからは『ペントハウス』がなぜモザイクの部分が多くなったのかについて解説していきます!
モザイクがあまりにも多かったから気になっていたんだよね~
韓国の放送基準は厳しい…!
『ペントハウス』を見てみると、モザイク処理をしている多くは凶器や血しぶきといった凶悪だったり惨忍なシーン、物ですよね。
韓国は日本以上にR指定が厳しく、ドラマだけでなくバラエティーやアニメ、教育番組などすべてのテレビ番組に対して年齢基準が設けられているんです!
例えば韓国の子供の大統領という異名を持つ『ポロンポロンポロロ』というアニメは暴力性が全くないので全年齢視聴可能なALLという判定。
一方同じ子供用アニメでも、韓国の女の子の間で流行中の『キャッチ!ティニピン』シリーズは7歳以上が適切という判定で、必ず冒頭にこのことを表示する画面が現れるんですよ。
そんなわけなので、ドラマももちろん作品ごとに年齢判定を受けているのですが、この『ペントハウス』はシリーズ1においては15歳以上の判定を受けました。
また、元々韓国は放送基準が厳しいので少しでも鋭いものや惨忍な物、たばこや汚物等でもモザイク処理をすることがほとんどです。
年齢制限と、そもそもの放送基準との兼ね合いでモザイクが多くなってしまったと言えるでしょう。
この他にも、協賛を受けてない会社のロゴが映ってはいけないからその部分にモザイクをかけることもあるよ。
エピソードごとに年齢指定が違う
上記でシーズン1は15歳以上の指定を受けたと紹介しましたが、シーズン2、3は共に19歳以上の指定を受けています。
凶悪だったり惨忍なシーンが多いサスペンスドラマなので納得といえば納得ですよね。
しかし詳しく見てみると、同じシリーズでもエピソードによって年齢指定が違っているのはご存知でしたか。
たとえばシーズン1は2、4、18,19話は19歳以上の指定を受けており、シーズン2の2〜3話、7~8話、シーズン3の3話は15歳以上の指定を受けています。
ドラマの製作陣が中高生でも見れるようにと苦労したのが垣間見えますね。
大人気ドラマだったが故のことだったのかもしれません。
年齢指定を受けたからといってその年齢以下の子供たちは絶対見てはいけないということではなく、親御さんと一緒に視聴するように、という意味だよ。
まとめ
以上、『ペントハウス』矛盾あり?理解できなかったシーンとモザイクや疑問についてネタバレありで解説するというテーマでお届けしました。
視聴者の方が理解できなかったシーンの代表として2つご紹介しましたが、それぞれ矛盾していたわけではありませんでしたね。
特に、スリョンとナエギョの関係性においてはかなりの方が疑問だったと思います。
しかし理解できたらスッキリできましたし、スリョンの策略家ぶりに改めて気付かされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
またモザイクのことを通して、韓国の放送基準が日本より厳しいことを改めて知ることができたことだと思います。
『ペントハウス』はストーリーが複雑なのでネタバレありでも事前にある程度予習をして視聴されるのも良いかもしれません♪
まだの方はぜひご覧になってみてください!